中国のパンダ金貨（熊猫金幣）とは？

パンダ金貨（中国名：熊猫金幣）は、中国人民銀行の中の中国造幣公司から1982年以来、毎年発行されている地金型金貨です。

地金型金貨とは？

地金型金貨とは、投資用に発行されている金貨で、世界の複数の政府が発行している法定通貨です。
代表的なものは、「カンガルー金貨」「メイプルリーフ金貨」。これらの3つの金貨は、いずれもK24です。

パンダ金貨のデザイン

パンダ金貨も、金の純度は99.9パーセント以上のK24の地金型金貨です。
表面にはジャイアントパンダと額面金額、大きいものには、重さ・品位もデザインされています。
裏面は北京天壇と発行年のデザインです。

なお、表面のパンダは毎年違ったデザインのものが発行され。同じ発行年でも大きさによっては、デザインが異なっています。

パンダ金貨の大きさの種類

パンダ金貨には、複数の大きさがあります。
2018年発行のものには、100グラム（1500元）、30グラム（500元）、8グラム（100元）、3グラム（50元）、1グラム（10元）の5種類があります。

パンダ金貨の人気

パンダ金貨は発行年によって人気に差があり、人気の高い年のものは高額で取引されています。
パンダ金貨で人気があるものは、地金型金貨と収集型金貨の両方の性質をあわせ持っていると言えます。

中国の金貨の人気に対する背景

中国は過去の歴史で、何度も王朝・政権が変わっています。
そして、王朝・政権が変わることは「通貨」も変わることを意味しており国民は「通貨」よりも「金」を信用する傾向にあります。
この理由から、金の中でも「純度の高い金貨」が人気になる大きなひとつの要因と言えます。